ジミケンのコール&レスポンス

コールアンドレスポンス。準備はいいかい?!君が居て、僕が居る。

フォレストガンプ


1995年に公開されたヒット作品。ロシアが戦争を続ける今、ベトナム戦争を続けた1970年代頃のアメリカは果たしてどんな状況だったのか。この映画は、1970年代前後のアメリカが抱えていた深刻な問題を背景にストーリは展開する。ベトナム戦争、人種差別、貧困、虐め問題。そしてベトナムからの帰国兵が待ち受ける現実。これらの社会問題を背景に全く違う人生を歩まざるを得ない主人公二人の姿が当時のアメリカを象徴している。


バス停でバスを待つ人に自分自身の思い出を語る形でストーリは展開する。
主人公のフォレストは普通の子供よりも少し知能指数が低く、足も不自由。初めて乗ったスクールバスで、隣の席を譲って貰えず困っていた所に、優しく声を掛けて席をあけてくれたのがジェニー。
ある日父親に怒鳴られるジェニーを見つけたフォレストはジェニーの手を握って逃げ回る。翌日ジェニーが父親から虐待を受けている事が発覚し父親は逮捕されジェニーは親戚に引き取られる。
 その後、成人したフォレストは訓練を終えベトナム戦争に出兵される事になるが、出征前に落ちぶれてストリップ劇場で働くジェニーを訪れる。
 フォレストは帰国後ベトナム戦争を経験し英雄として勲章を送られるが、一方、ブラックパンサー党反戦活動を行うジェニーと再開する。

わずか50年前のアメリカの現実。他人事でも昔話でもない事を改めて認識しておきたい。