運命共同体

宇宙ビジネスの市場規模は2010年に約27兆円だったのが2019年で約40兆円まで成長し、2040年代には約100兆円以上に達すると言われている。宇宙ビジネスと言われてもピンとこないのが正直なところだが、しかし近い将来、ロケットや人工衛星、衛星データ活用や衛星テレビサービスなど、むかし映画で見た世界が現実になろうとしているのだろう。

欧米から「一大感染イベント」になると中止を求める議論が強まっているオリンピック。日本のコロナワクチン接種率は110位で途上国と同水準。一回投与された人の割合はわずか３%で、９％の世界平均にも及ばない。接種が進み普段の生活を取り戻しつつある欧米とは全く対照的である。現時点で日本はファイザー製のみの使用であるのに対し日本以外の先進７カ国はいずれも複数のワクチンを承認し、一回接種した人の割合は２５%を超えている。

日本が感染者数が高止まりし医療体制が逼迫するのも頷ける。医師の不足、電話予約殺到による混乱が続く機能不全状態は「壮大なオウンゴール」（アメリカ紙）と批判される。ひとごとではない。このままオリンピックを強行して日本で暮らせなくなる心配はないのか。

むかし映画で見た世界が広がる20年後の宇宙ビジネスの世界。週末には家族で宇宙旅行に出かけたり空中をフワフワ舞いながら犬を散歩したりしてるのだろうか？夢は果てしなく広がるばかり。

しかし、気掛かりな点がないわけではない。まさかとは思うが、「富裕層限定！地球脱出船絶賛予約受付中！」とか？

今は、これ以上考えるのはやめておこう。