ジミケンのコール&レスポンス

コールアンドレスポンス。準備はいいかい?!君が居て、僕が居る。

挑戦人

先日、娘が読んでいる本を貸してもらった。学校へその本の著者が講演にきたらしい。授業の一環で定期的に講演があるらしいが、今回「挑戦人」の著者「ちゃんへん」の講演は生徒に非常に好評で、いつもなら大半が寝てしまうらしいが、今回は誰一人寝る事無く生徒全員が釘付けなっていたらしい。娘は学校から帰るなり、インターネットでちゃんへんの本を取りよせていた。

在日コリアンが小学校時代に苛烈にいじめに会うが、中学時代にジャグリング(大道芸)に出会い、世界的なパフォーマに成長する話。前半部分は、在日コリアンであるがために壮絶ないじめに遭う場面が続き本当に息が苦しくなる。しかし、その中で主人公ちゃんへんの母親の言葉が印象深い。「いじめの原因は、この世の中にある。」として学校の先生を一喝する場面がある。又、「生きる事に本当の魅力を見い出せないから虐めに走ってしまうのだ」と。

少し前の話にはなるが、ネット上で叩かれまくった、ベッキー、渡部、宮迫、山口。確かに「不倫」や「やみ営業」は決して許される事ではない。しかし彼らを事実上芸能界から抹殺に近い状態に追い込んだのは一体誰なのか?一方、森共問題は調査すらされようとしない。不倫や闇営業よりも軽い問題なのか?

客商売で立場の弱い芸能人は叩かれ、権力をを持つ政治家は何をしても世間からお咎めなし。万一そんな世の中だとすれば、子供達は我々大人をどんな目でみているのか?

「弱いものいじめは大人の真似をしているだけ。」
そう言われても返す言葉は、見つからない。