ジミケンのコール&レスポンス

コールアンドレスポンス。準備はいいかい?!君が居て、僕が居る。

AI

今更ながら、先日amazon musicを使う機会が有った。雑誌で映画「SUMMER of soul」が紹介されていて,その中で興味のわいた2,3組を検索してみたのである。あまり有名でもないミュージシャンだったので、駄目かな?とも思ったが、それほど苦労もなく辿り着いて簡単に目的を達成する事ができた。まぁ、これがごく普通の使い方なのだろう。 他にも沢山の機能があるようだがその中でも驚き、考えさせられた機能があったので紹介してみたい。

目新しい機能でもないだろうが、好みを分析し自動的にお勧めを選曲してくれる機能である。今回の場合、選曲の基準は60年代、洋楽、R/B辺りだったのか?良く分からないが、本当にそれらしい好みの曲が次々と流れてくる。思わず、雑誌やラジオから情報を漁りまくった今までの苦労を改めて振り返ってしまう。この機能、確かに便利ではあるが、しかし、よくよく考えると奇妙で危険じゃないのだろうか?

 この機能はつまり、知らぬ間に都合よく嗜好を勝手に定義され、お構いなしに意識をドンドン上(うわ)塗りされている。と、考えられないか?情報を得るつもりが、実は逆に情報を刷り込まれ、新しい嗜好をもった別の人間に作りかえられていく。少し大げさな表現かもしれないが、しかし悪用すれば、プログラミング次第で簡単に大ヒット曲を生む事も出来る筈である。

「最近のヒットソング」として、スマホからがジミケンが流れれば、「ヒットソングとして認識する筈!」それはないか。

「AI」の波が押し寄せてきているのも、実は、「AI」の仕業かもしれない。