ジミケンのコール&レスポンス

コールアンドレスポンス。準備はいいかい?!君が居て、僕が居る。

ロックの産業化

 

 

昨日は、配信ライブにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。初めての経験でしたが、多く得るものが有って貴重な体験をさせていただきました。アーカイブを後から確認しましたが、音質の良さにも改めて驚きました。技術はここまで進歩してるんですね。

 


約4ヶ月ほど前、ライブ活動を考え直そうと思った理由の一つにコロナ禍における集客がある。ライブハウス、バンドマンに取って集客はコロナ以前からの課題であり、最近では対バンも4組か5組で観客より演者の方が多い日も珍しくない。SNS、雑誌でも集客を演者側、店側それぞれの立場から取り上げるのを見掛ける事がある。

 

コロナの影響を最も受けているのが生活娯楽関連サービスらしいが、その中には当然ライブハウスも含まれる。つまりコロナ禍以前よりの集客問題がさらに表面化してきている。私が活動を始めたのはおよそ三十数年前。つまり1990年頃でバブルが崩壊し平成不況の始まりと言われた時期である。その後、日本の経済は衰退をたどり、そこへ今回のコロナ禍は追い打ちを掛けたのは、まちがいない。店側と演者側が試行錯誤してきた集客問題。店側とかバンド側とかそんな議論で切り抜けられる状況ではなくなってしまった。

 

生き残りをかけ出来るかぎりの、あらゆる手段を尽くしてそれぞれが戦っている。その中から生まれた物のひとつが昨夜の配信技術に違いない。欲をいえば固定カメラを増やし照明、ステージにも音響にも更に演出が欲しかった。しかし、である。またそれを繰り返すのか?限られた狭い音楽界の中、それを競い合った結果に店側もバンド側も悩まされてきたのではないのか。配信という限られた枠の中。表現内容、手法について改めて考えさせられた。大きな変革を余儀なくされてしまった今。1980年代以降、産業化されてしまった音楽業界全体を見直す好機ではないのか。微力ながら更に問い詰めてみたい。


ドテッ。


昨日のアーカイブはこちら。

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https://youtu.be/8d9zbmkVRTo