ジミケンのコール&レスポンス

コールアンドレスポンス。準備はいいかい?!君が居て、僕が居る。

禁酒法

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いつもの時間にいつもの道を通って帰る。でもいつも聞こえてた笑い声や、ピアノの音は聞こえない。コロナが流行って以来、当たり前だった景色が変わってしまった。だんだんいつもの光景も忘れつつある。この時間、この場所ってどんな感じだったかな?最近はしばしば思い出そうとする瞬間が有る。

でも昨日は違った。そうそう、この笑い声と微かに漏れてくるピアノやドラムの音。ジャズバーの前を通り過ぎた時に懐かしい感じがした。1年前は当たり前だったこの光景。店の前でたむろする人さえ居なかったが、漏れ出してる明かりや音、空気感はそのまま。

時刻は10時を少し過ぎたところ。店の前で少し立ち止まって聞き耳を立てていたが、暫くして照明が消えている事に気が付いた。恐らく、時短営業の為、表向きは店を閉めているのだろう。

1920〜1933年アメリカでは禁酒法が施行されたが、シカゴやカンザスシティなどギャングの拠点であった一部の場所では、酒を飲むことが出来たらしい。時短営業要請下、看板の灯の消えた店から微かに聞こえる笑い声とジャズ。明日は中に入ってみよう。

癖になる予感。。